2014年7月20日夜~23日まで、カルマ仲間で石巻駅前で開催された「フランスマルシェ」の出店&お手伝いに行ってきました。
会場に着く前に、石巻市街地の沿岸部の被災地(門脇町)を見に行きました。
はじめて震災後の被災地を訪れたスタッフは、テレビで観た映像と、更地になり、草が生い茂る現在の町の姿に、いろんなことを感じたようです。
会場のど真ん中にどーんと用意されていたカルマテント。オーナー丸さんの「ぼけ帽子」、きよゑさんの「ぼけぼー」、東京から持ち寄ったカルマスタッフが用意した商品を並べると、あっという間に中野のお店と変わらぬカオスで楽しい空間ができあがりました。
どこに行っても変わらぬカルマ。震災以降、気持ちが緩まる暇のない被災地のみなさんに、カルマの「ゆったり時間」を感じてもらえたかな。。。そうだといいな、と思いました。
イベントは二日間。盛岡から元スタッフのあきやんが来てくれたり、自分の都合に合わせて時間をやりくりして来てくれたスタッフみんなに感謝です。
今回参加した各自の感想です。
カルマオーナー・丸山伊太郎「マルシェはきっかけで、被災地という言葉だけではわからないものを感じられた。また、これからの日本の縮図も見えてどう生きていったらいいかを教えてもらったよ」
カルマスタッフ・ばん「石巻に行って思うことは。津波にのまれてしまった土地に、たくさん新しい建物があったけど、さら地に草木がたくさん生えてきていることに目が行きました。そこで生活している人たちがいて、それぞれの生活があって、というたくさんのことを感じて、目が追いつきませんでした。だからこそ見たこと、感じたこと、忘れないようにしたいです」
カルマスタッフ・とと「今回二度目の石巻でしたがまたしても私が教えて頂くばかりで何も出来なかったなぁ…。まだ、自分が消化中で上手く文章に出来そうもないや」
元カルマスタッフ\喫茶室企画企画・あきやん「 実は私は被災地に行くっていうより、イベントに参加しに楽しみに行くっていう感覚で行かせてもらっちゃったんですけど、その嬉しい楽しいをみんなと地元の人たちのおかげでしっかり味わうことができたのが、すごくよかったなーって思ってます。もちろんイベント中にも感じることのあった被災地ってゆうところに関してはみんなと一緒でどうも言葉にできないもどかしさがあります。コーヒー飲んでもらえてお菓子喜んでもらえて私にとってはそれがほんとに何よりでしたー!みんなありがとうですー!」
エカイエでイベント開催中、greeneyes・みつえちゃん「 被災地である石巻と、被災関係なしの石巻の両面を、町からも人からも感じることができました。セラピーを通して感じたのは、「被災」自体にとどまっている人はあまりいなくて、震災をきっかけとして浮上した震災以前からのそれぞれのテーマに、みんな向き合ったり向き合えなかったりしているのだなぁということ。
それは東京にいるわたしたちと同じ、なんだけれどもやっぱりちょっと違う、というニュアンスはうまく言葉にできませんが。
今回の出店に誘われた時、セラピストとして石巻で何ができるか?が全く想像できず、わたしが何かを受け取るのみだと思って参加しましたが、お客さまの涙が晴れて笑顔で帰っていかれる様子をみて、少しは何かできたかもしれないなぁと思っています。なにより、カルマの仲間にひょっこり混ぜてもらって、嬉しかったし幸せでした」
みんな「言葉にするのが難しい」といっていましたが、その「言葉にできない感じ」を共有できたことが、私MIHOにはうれしかったです。
感じ方はそれぞれでも、同じ場所に立ち、一緒に時を過ごしたこと。東京の人も、盛岡の人も、石巻の人も、みんな一緒に。それがなにより大切なことだ、と思いました。
by カルマスタッフ/NOAH’S CAFE・MIHO
なお、今回の出店には、震災後カルマ店頭で集めさせていただいた「カルマ震災募金」の一部を、高速代とガソリン代に充てさせていただきました。