空薫(soradaki)  2005 6/23(木)白い空と雨のつづき

星姿
 おとといは友人に車椅子で病院のロビーまで連れ出してもらった。この病院エントランスにスタバと日比谷花壇(オシャレな花屋さん)があったり、エスカレーターが続きお茶の水の有名な「山の上ホテル」のレストランがあったりしてお見舞いに来てくれる人達の皆が「病院じゃないみたい、ホテルとかみたい」と驚いている。病院独特の消毒液の臭いも無く静かで病棟はとにかく衛生的で、毎日必ず各部屋には清掃が入る。部屋の掃除中に廊下に出てすっかりなまって弱り切っている筋肉を少しは回復しようと軽く体操をして待つ。
膝が随分弱っていてしゃがんでみるとにぶく痛む上に自力では立ち上がれずバーにつかまってけっこう必死で立ち上がる。リハビリだ。
 今週末こそ退院は確実だと思い込んでいたが「経過が思ったよりよいのでさっそく明日薬の量を減らしてみます。で、どの程度大丈夫か診て判断するからもう少し、ね」と言われ、先生のその最後の「ね」から今週の退院は幻に終わる事を理解した。案の定、「来週また検査して結果見て外来でOKなら退院だと」と言って軽く首をかしげる感じで曖昧に語尾をとぎらせた。またか先週も同じ事言った!ここまできたらもう諦めた。でも確実にあと1週間は最低ここにこうして居ると言うこと。さすがにうんざり思った。結局1ヶ月入院だ。薬が減ることは嬉しいこと。できるだけ多く採らないで本来の病気以外にまで及ぼされるだろう副作用のダメージから抜け出したい。悪化させて治り様のなくなった部分を退院後も抱えて生活していかなくてはならないのだ。今後より悪化させないよう自己管理しなきゃ。
 花屋の入り口に笹が置いてあって短冊がたくさん結ばれていた。七夕が近いんだなぁとあらためて自分の入院してからの経った日数を知ってしまうこの笹は仙台の七夕祭りに送られると書いてあり、私も早速短冊に願いを書き込む。友人は結ばれている短冊をじっと読んでいた。そして「悲しいの読んじゃった」と言った。その短冊には「○○君の病気がまちがいでありますように」とあった。それぞれの願いが星に届けられる。それは「成績がよくなりますように」「元気な赤ちゃんが生まれますように」「健康でいられるように」さまざま。私は何て書こう「未来がこれからも…」と始めてそこで考えてしまう。いったい私はどうありたい?
「天の川のなかでたった一つの、ほんとうのその切符を決しておまえはなくしてはいけない」今朝たまたま開いた本に宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」のこの一節をみつけた。meggi短冊

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